妖怪「うわん」
「うわん」は、夕暮れ時の物陰に隠れ、通りかかる者を大きな声で脅かす妖怪。
大ベテラン多田康一杜氏の幼少のあだ名だ。
多田杜氏が世話している田んぼに、悪戯が続くため、犯人を懲らしめようと、杜氏は夕暮れ時の田んぼ近くに隠れていた。
その時、子供時代のあだ名を思い出す。悪い奴を脅かしてやるのだ。
そこへ、それらしい人影が現れるが・・・。
妖怪「田の神」
田んぼを、災いから守ってくれる良い妖怪。
田んぼ大好きな山田葉子は、酔った席で、この妖怪に例えられて喜ぶ。
後、絶対絶命のピンチに、それを思い出し。
自ら、名乗ることになろうとは。